刑務作業の旧態依然



刑務作業の目的は、受刑者の社会復帰のための技能習得にある、と書きました(※刑務作業とは参照)。

しかし現実の刑務作業は、受刑者の社会復帰のために工夫された、社会復帰に役立つ作業内容だとは、なかなか言えないものです(※刑務作業の内容参照)。

作業内容は何十年も前からほとんど変わらず、紙袋に紐を通すとか、木工でテーブルを作るとかいった類のものが多いです。確かに優れた職人としての技は身につけられるかもしれません。

ただ受刑者が社会に出たときに、身につけた技術で職にありつけるか、というとどうでしょうか。

受刑者の社会復帰には、受刑者が出所後に職を持つことがとても大切です。職がないと、人は犯罪を犯してしまうものです。しかし、果たして今の刑務所が十分な責任を果たしているか、疑問のある所です。



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