沖縄刑務所
元受刑者の方より



沖縄刑務所にお勤めに行かれた方より、沖縄の情報・刑務所暮らしの心がけなど頂きました。貴重な情報のご提供、感謝致します。

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沖縄刑務所では、まず入所すると考察工場に配役されます。そこでは健康診断、犯歴調査、教育ビデオ視聴、感想文、反省文や日記の作成、適正検査、親族身元引き受け調査、出所後の仕事の有無、分類調査、更生の可能性、度合い、受刑生活に順応出来るかを図るために2〜3週間規律訓練や集団生活に順応出来るように訓練を受けたりします。又作業では簡単な布巾・タオル折り・外注の業者から委託された製品の簡単な組み付け作業があります。

普通2週間で分類審査会に呼び出され本人の事件に対しする反省や被害者に対しての謝罪や賠償の気持や意思、更生意欲、出所後の生活設計これから受刑生活にあたっての意思、集団生活で頑張っていけるのかの確認など質問を受け本工場に配役されます!その際共犯者や知り合いなどがいる人同士同じ工場や舎房になることはありません。ちなみに知り合いなどは自己申告ですので以前事件の共犯でなければ運が良ければ同じ工場や舎房になれるかもしれません。

沖縄刑務所は初犯刑務所と累犯刑務所と有りAブロック(初犯)Bブロック(累犯)と舎房、工場と別れています。まずAブロックの工場には衛生班、図書、炊飯工場、洗濯工場、営繕工場、印刷工場、内掃工場、金属工場、自動車整備工場、などがあります。考察期間中に職種などの希望を質問され出来るだけ出所後の職種につける工場に配役になるのですが必ずしもその職種に就けるわけではありません。その人が犯した事件の内容や犯歴、その工場の定員などによっては希望の職種に就くことができません。又上記の工場は初犯受刑者が主なので再犯者が就く事は極めて少ないです。又初犯者でも組織に属している者はその職種に就く事は元より初犯舎房に配役されません。又共犯者が多い場合も必ずしも上記工場に就けると限りませんし場合によっては累犯刑務所(Bブロック)に配役されます。基準として初犯でも過去に少年院や教護施設、更生施設などの経歴、犯歴の度合いなどで対象になる可能性が有ります。

続く



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