姫路少年刑務所
元受刑者の方より



姫路少年刑務所にお勤めに行かれた方より情報提供頂きました。少年刑務所は、一般の刑務所より教育的な処遇が重視されなければなりません。貴重な情報のご提供、感謝致します。

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私は最近まで姫路少年刑務所にいた者ですが、少しこの刑務所の事を紹介します。刑期は一年半程しかつとめておらず、分からない事も有りますが私が知っている限りの事を紹介します。

姫路では工場の事を工場よびますが一応訓練場と言っています。まず、姫路は今、収容者が五百人前後といっていました。工場は一般工場が六工場、後は経理工場です。一訓(一工場の事)は木工作業、二訓は主に洋裁作業、三訓はモタ工(いわゆる座ってする作業)・四訓もモタ工・五訓は洋裁も有りますがミシンがなく袋詰めなのでモタ工とかわりありません。六は金属作業、七訓は主に洋裁、経理は営繕・洗濯・図書・内掃・衛生夫・炊事があります。

私は洋裁工場にいまして、懲罰にいくこともなく仮釈で帰る事ができました。私がいた工場の生産は主に女性用の七分のいわゆるパッチみたいな奴とTシャツを作っていました。最初に主に洋裁と書いたのは三分の一はモタ工もいるからです。その人らはカードケースだったり紙折りだったり、色々な作業があります。他の工場は良く分かりませんが私が居た工場はこの様なものでした。

あと、姫路での職業訓練はアーク溶接、木工、OA(情報処理だったと思います)があったと記憶しています。でも、他の施設からも募集はかかるので結構ありました。姫路内の訓練は審査はありますが、普通にやってる人であれば大体いけるのではないでしょうか。

他施設での訓練は姫路での審査は通るのですが行く先の刑務所の受け入れが悪いみたいです。同じB級であれば、可能性は高いみたいですけどA級の刑務所は現実厳しいみたいです。一緒の工場の子は無事故で普通なんですけどいけませんでした。

あと、仮釈率なんですけど、姫路は正直、悪いと思います。B級ってのもあるかもしれないのですが、普通で今は五ピン程度です。でも、経理の人間は四ピンくらいらしいです。私は十ピンでした。無事故でたったの一ヶ月弱です。自分のしたことなので仕方はありませんが・・・ただ、今は被害者感情や事件性と何かとうるさいみたいで、年々少なくなっているみたいですけど。昨年は、普通に三ピンで帰る人もいたのですがね。今年は経理工場の人以外はききませんね。

あと、監獄法の改正でかわったのは、昔の処遇がわからないのでよくわかりませんが、私物は普通にもてるし、よくわかりません。ただ、行進とかはあるし、テレビも大型連休以外は指定チャンネルです。

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