姫路少年刑務所
元受刑者の方より



あと、姫路は小刑の中では一番厳しいし、担当はうるさいみたいです。処遇もうるさいし何かと因縁をつけてきたり、ビシバシと聞きます。その割には一番再犯率が高いみたいです。若い担当で慣れ始めの人らは口うるさいし細かいところまでいってきますね。

本のことですが、姫路はヤクザ本(ドキュメント・実話時代など)の雑誌または小説ははいりません。ただ、入るのもあるけどそこの所のラインはよくわかりません。そういう本はすぐに審査がかかり、部屋に入るかが決まるので。あと刺青の本、犯罪手口の本なども同様です。エロ本は特になかったと思います。何かとうるさいのですぐ審査です。

手紙の規制は特にありませんが、ヤクザだったりそういう内容の手紙は出所時開封となります。満期で出所した人間であれば別に発信可能ですが、うるさいですね。すぐ面接でつっこまれます。でも、そこらへんは今の所大丈夫でした。

言い忘れましたが、姫路は今、九州や四国・中国地方の人間が多いみたいです。関西も居ますが半々くらいとの噂。法が改正されてから姫路はヤクザとかとってないみたいなので、それに九州などに今YBの刑務所がないので初犯の人間がたくさんいます。よく分からない現状です。昔とは違って今は初犯の人間が大多数ではないでしょうか。

ただ、組織がらみの人間はいますよ。本当の所はわかりませんが・・・後はやくざ的思考の人は多いですよ。兄弟分だったり、兄貴をつくったりはあるし、各工場には社はあります。それはどこの刑務所でもあるとはおもいますが。ただやはり喧嘩は多いし、担当に暴行して事件送致もありました。

あと、これから姫路に行く人に言いたいのは新入の訓練はキツイです。累犯の人もビックリしてました。これは人によるかもしれませんが。配役になると楽ですけど。希望寮はマンガです。ただ、担当は口うるさいですけどね。

後は姫路は日用品の差し入れ(娑婆のもの)が入りません。ただ、拘置所・分センの携入の物は入ります。色タオルやハンカチとかキャラクターものとかブランドものとかはやはり値打ちになります。同様に筆記用具、下着類、シャンプーや石鹸も同じです。ここで、種類ですが姫路はシャンプー(ソフトinワンとシャワラン)、石鹸はダヴと資生堂石鹸です。今後、変わるとは思いますが、これはあくまで私が居たときのことなので。

日用品の携入で気をつけておかないといけないのが、ちゃんと姫路に行く前の施設でその物に許可マークがついているか。確定で差し入れされたものとかで、たまに領地調べでそのまま許可になってないこともあるので移送前の領地調べで確認を!姫路に着いて許可マークがなかったら使えません。

やはり少刑だけに見栄やプライドはみんな高いからメガネ等もこだわっている人もいます。目が悪くない人でも近視0.25でブランドのメガネを持ったり、あとメガネのレンズの色は入れてますよ。25%までだったら色眼鏡は可能みたいです。ミラーレンズは不許可になりました。処遇がうるさいので色の%は落ちる話もあるけど私が居たときは大丈夫でした。メガネは差し入れはできるので!刑務所でも買えますがケースが特定のものなのでやっぱり娑婆からのがいいと思います。

あと待ってる人に参考になるのは、やはり差し入れや手紙です。懲役同士そういうのは気にするし、すぐに勘ぐってしまいます。時間の流れが違いますし視野も狭くなります。やはり面会や手紙は嬉しいものです。来るだけ自分の価値を高くもてますし、大事に思えてくるのです。ただ、その日にあったことでも手紙に書いてあげると安心するのです。たったそれだけが懲役の娑婆とのつながりだから。小さな事が懲役にとって大きな安堵感になるのですし、頑張れる材料になるのです。手紙に香水をつけてあげるだとか、プリクラを貼ってやるとかほんの少しの事が自分の存在価値になるのだとおもいます。懲役まできて、迷惑掛けられてるのもありますがそんな事がお互いの向上につながると私は思います。

あとは、行事もありますし何かと慰問や行事事はあるので。

とりあえず、ざっとこんなものです。ちょっと私自身よく分からないことが多いし、記憶違いもあるかもしれませんけど、私が居たときの姫路はこんな感じでした。乱文ですけど失礼致します。



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