豊橋刑務支所
元受刑者の方より



そういえば同じ工場の人で、通路を挟んだ真向かいの部屋にいた人が真夜中にてんかんの発作を起こして泡吹いて意識を失っていた時、私は唸り声のようなものを聞いて、目を覚ましてしまい、刑務官の対応の一部始終を見ました…。

その人と同じ部屋の人が様子がおかしいのに気が付き、報知器を出しましたが、この日の夜勤は刑務所でも使えない奴で有名な刑務官が来て、自分で対応出来ないから「待ってろ」とだけ言って、その場を離れて約30分…ようやく夜勤の看守部長を連れて来ました。その間は同衆に指示をすることもなく、ようやく舎房の鍵が開いたのは報知器を出して30分近く経ってからでした。

看守部長が来てからは気道の確保や口にタオルを入れて舌を噛まないようにしていましたが、その人は歯が一本しかなかったから舌を噛まなくて済んだのです。看守部長が来てからさらに医務担当を呼ぶのに10分、それから救急車を呼んで到着まで15分と結局その人が舎房を出るまでに1時間近くかかっていました。

独居で生活してたり、自分がこんな状態になったらと考えたら…刑務所で大病すると死んでしまうことになると感じました。



刑務所生活