鳥取刑務所
元受刑者の方より



鳥取刑務所について情報提供頂きました。刑務所の医療体制については鳥取だけでなく、ほぼ全ての刑務所で不十分と思われます。受刑者の方、ほぼ全ての皆さんが、医療体制の不備について苦労されているようです。貴重な情報のご提供、感謝致します。

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私は、初犯ながら、平成○年○月から平成○年○月まで、B級(再犯)の鳥取刑務所に服役しました。

所内では、洋裁工場の衛生夫(刑務所では そうふ と言います)、計算夫、それと木工場にて、塗装の作業をしました。当所は、一般工場が11工場あり、およそ700人ほど収監されております。

場所は、鳥取市郊外の小さな山々の麓にあり、運動場から、大きな山々を望むことができて、とてものどかなところです。

職業訓練は、フォークリフトがあります。

私は、監獄法が改正になり、受刑者の処遇が変わったことを経験しましたが、名札が従来の級(2〜4級)から類(2〜5類)に変わったことが大きな変化だったように思います。

入所して、半年間、無事故、無違反なら、誰でも5類から3類(白色の名札から緑色の名札)になれ、毎月一回の3類集会(300円分のお菓子とジュースを食べる)に出られるのです。受刑者にとっては、甘いものを食べたり、飲んだりすることは、至福のひと時であります!さらに、普通なら、2年間、無事故、無違反なら、2類(ピンクの名札)に進類し、月に2回の集会 (400円分のお菓子とジュース)に出られます。

因みに、私は、2年無事故、無違反にて過ごしましたが、当所の都合で、3類のまま、干されてしまい、とても悔しい思いをしました。

その他、手紙の発信や面会の回数が増えたことも良かったように思います。

次に、仮釈についてですが、何分、当所は、再犯刑務所ですので、皆さん、余りもらえてなかったようです。
おおよそ、5ピン〜7ピンくらいでしょうか。いずれにしても、余り期待はできないと思います。

なお、受刑するにあたり、私は、初犯でしたので、何もかもが勉強の連続でありました。
その中で、大切なことを学んだのは<ひたすらに我慢>でしょうか。

刑務所という所は、集団生活を余儀なくさせられる所です。
我慢していれば、いいこともあるのではないでしょうか。

私も、服役中、いろいろなことがありましたが、刑務官(おやじ)にも恵まれ、無事に出所することができました。

鳥取刑務所に服役している人達には、頑張ってくださいと申し上げるだけです。
また、待っておられるかたも、どうか、自由のない拘禁生活の中で、歯を食いしばって頑張っている人達をどうか、暖かい眼で見守って頂ければと思います。

最後に、鳥取刑務所の医療があまりにもひどいので何とかしてほしいと思います。
特に、医務課長は、ひど過ぎます。

私は、実名も知っておりますが、とにかく、多くの受刑者が苦しんでいると思いますので何とかしてほしいです!

鳥取刑務所は、刑務官ものんびりしていて、国民休暇村、国民保養所です。
行きたい刑務所のベスト10位内に入っているのも、頷けます。
ビバ! 鳥取刑務所!



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