麓女子刑務所にお勤めに行かれた方より情報提供頂きました。貴重な情報のご提供、感謝致します。
私は７年前に佐賀の麓刑務所を出所した４０代の主婦です。
刑務所生活は決していいものではありません、毎日が辛抱仮釈でした。辛い事やありえないと思う事が沢山ありましたが、私のいた炊場の当時の担当先生は、厳しさのなかにも暖かさを感じられる、忘れられない先生です。
炊場は他の工場と違い、土日も作業があるし朝６時前から夕方６時過ぎまでの過酷な工場だったので、等級も１年の内三回もあがったり、１日置きの延長食がみんなの楽しみで甘い物が沢山食べれました。
ある年のクリスマス、みんなに配ったケーキの余りをみんなに持って来て、早く食べなさいって、ふるまってくれました。涙が止まりませんでした。勿論そんな事は刑務所では許されません、後からそれに気づいたお偉いさんが取り調べに来たけど、みんな知らん顔です。みんなが先生の事好きでした。刑務所にはこんな暖かい先生もいます。鬼のような先生もいます。これが刑務所なんです。