宮城刑務所病棟
元受刑者の方より



外なら一日日帰り入院で済む手術が、刑務所では半年がかりの大ごとです。その間は痛みに耐えるのみです。刑務所の医療体制は問題が多いようで、たくさんの方からご苦労話を伺います。

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私は秋田刑務所に服役中に○という病気になってしまい、重度だったので、宮城刑務所に移送される事になりました。

秋田で移送前と言う事で雑居から独居に移され、移送されると思いきや、移送まで2ヶ月、秋田刑務所の独居で寝たきり生活。かくして宮城刑務所に移送されました。早めに手術をすると思いましたが、手術するまでまたしても雑居で2ヶ月の放置、ただ病棟なので寝たきり生活でした。手術室に関してはさすがに宮城と言うぐらいに設備が整っていました。

手術は一時間ぐらいで終わりましたが全快まで1ヶ月の独居生活、それから秋田までの移送されるまで雑居に1ヶ月の放置、○の手術のために半年を費やしました。

宮城の病棟での生活から厳しさと言うのは全然感じられませんでしたが、ベッドにシーツをくくりつけての自殺が二件ありました。すべて病気の70歳以上の老人でしたが、無期を扱う刑務所なので先を考えられない受刑者の自殺や未遂などは多発しているようです。しかし、表には一切そのような情報は流されません。

また刑務所間の移送手続きが遅すぎるように思えます。

なお、当日、ロス疑惑の三浦受刑者も同じ棟に入所しており、何度が風呂場で一緒になりました。



刑務所生活