刑務所の、これから



収容分類級のところでも少し書きましたが、日本各地にある刑務所は、それぞれ対象の受刑者が違います。

受刑者にもいろいろなタイプがあるからです。例えば、同じ懲役3年の受刑者でも、皆同じではありません。犯した犯罪の種類,国籍,性別,再犯かどうかなど、受刑者ごとに違うわけです。

ずっと昔は、そんな分類なんてほとんど考えられていませんでした。みんな一緒くたに監獄につっこんでいたわけです。けれど今では、いろいろ工夫されていて、交通刑務所とか、医療刑務所とか、外国人向けとか、刑務所も専門化しています。

この流れは、これからも続くでしょう。特に、2006年には法律改正もあり、開放的施設の導入も推進されます。

某所長のお話では、これからの刑務所は、規律やセキュリティを重視する施設と、受刑者の権利を重視する開放的施設とにはっきりと分かれていくだろう、ということでした。

受刑者ごとに、適する処遇を、ということです。刑務所も少しずつですが進歩しています。



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刑務所生活